主体的に生きる

文系出身SEが29歳から人生について本気で考える。

「人と関わること」と「見た目で判断すること」

 

f:id:hilloc:20180310094528p:plain

今日は会社でマインド系の研修があって久しぶりにグループワークみたいなことをやったので、「人と関わること」と「見た目で判断すること」について考えてみたいと思います。少し真面目な記事になるかと思います。

 

昨年転職して入社した会社は人材育成に力を入れていて、技術系の研修だけでなく、マインド系の研修もよく行われています。そして今日の研修は昇進した人は必ず受けなければならず、グループワークを行ってグループごとにプレゼンするとかいうよくある面倒なヤツでした。

 

 

僕は基本的には「人と関わること」は苦手な方で、一人で考え事したり調べ物したり音楽聴いたり運動している方が好きです。

「人と関わること」という点で、自分なりに分析したのが、特に目上の人や、その人が自分より能力が上だと感じると、勝手に壁を作って萎縮してしまい、距離を置きがちになります。

一方、自分と同じレベル、もしくは下だと感じた人や、仲の良い友人とは特に苦もなく接することができます。むしろよく知らない人たちがいる飲み会とか集まりで表面的に盛り上がるよりも、少数やサシで深い話をして盛り上がることは楽しいと思いますし、好きだと感じます。

これは人を「見た目で判断」して自分の中で無意識に格付けしているところがあると思うのです。

 

1年前に転職活動をしていたときに、失敗したなというエピソードがあります。

 

面接官がゆるくて気さくな感じの人だったので、割りと上手くいったかなと思った面接がありました。

しかし結果は不合格。面接官によるコメントは以下。

SIer出身者には多いのですが、少しコミュニケーションの取り方が尊大さが滲み出ているような印象を受けてしまいました。」

おまけに気が緩んで椅子に肘までついてしまっていたようで、指摘されてしまいました。

 

これは完全に「見た目」だけで判断したのではありませんが、接する人によって態度を変えることがあるのは事実かもしれません。これを機に、誰に対しても謙虚さを忘れずに接していきたいと思ったのでした。

そして意外と自分が心の中で思っていることは表情や態度に現れて相手に伝わっているのかもしれません。

 

今日の研修は社内のランクにおいて同じレベルの人たちの集まりだったので、議論も活発にできたのですが、これは無意識な格付けが働いたことによるものだったのかもしれません。うーん、これはある意味しょうがないとは思いますが、物怖じせずに誰とでも分け隔てなく接することができる人がいるのも事実。そういう人が羨ましく思います。

 

同年代の人とGWして就活を少し思い出したので、最後にこの本を紹介しておきます。朝井リョウさんの『何者』。就活生の話なのですが、若者の表と裏や痛々しさ、そしてそれぞれが求める「何者」かになろうともがく姿がリアルです。SNSやってる人は必見。ちょっと話を忘れてしまった部分もあるので、今度映画を観てみたいと思います。では。 

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)