アラサーが欅坂46に勇気をもらった話
いや、タイトルはちょっと大袈裟なんですけど。
ちょうど1年少し前でしょうか。欅坂46というアイドルグループを知りました。「アイドルなのにかっこいい」「最年少センター平手(14)がすごい」とか当時ネットでもけっこう盛り上がってましたよね。
それまでAKBをはじめ、アイドルの曲は嫌いだったんですが(笑)、話題になっていたこともあり、なんとなくYouTubeで『サイレントマジョリティー』を聴いてみたんです。
そしたら、
なんとまぁカッコいいじゃないですか!
僕は洋楽バンド、邦楽バンドを中心としたロック好きな人間ですが、ふつーに曲としてかっこいい、そう思いました。
そして笑顔もなく険しい表情でダンスしている姿もかっこいい。僕の中でアイドルとしてのイメージを覆したと言っても過言ではないです(笑)。
そしてよくよく歌詞を聴いてみるとそのメッセージ性の強さに惹かれました。
サビの一部分を紹介。
君は君らしく生きて行く自由があるんだ
大人たちに支配されるな
初めから そうあきらめてしまったら
僕らは何のために生まれたのか?
君は君らしくやりたいことをやるだけだ
One Of Themに成り下がるな
ここにいる人の数だけ道はある
自分の夢の方に歩けばいい
見栄やプライドの鎖に繋がれたような
つまらない大人は置いて行け
ちなみにサイレント・マジョリティ - 「物言わぬ多数派」ですが、積極的に発言しないが大多数である勢力のことで、ニクソン大統領が用いたことが有名だそうです。
1年前の僕はやりたいことがわからず(いまも根本的にはわかっていません)、現在の仕事に疑問を持ちながら悶々を日々を過ごしていました(僕の仕事はSEです)。
人と同じような生き方でいいのか?
このままやりたくもないことにYesのままでいいのか?
同僚や満員電車に詰め込まれたリーマンたちも、疑問を持ちながら仕事を続けているのではないか?
そんな人たちには構わず何か行動しなければ
僕はこの曲を聴きながら次第にそんなことを思っていきました。
そこで、以前から興味があって資格を取りたいなと思っていた簿記試験の勉強を本格的にやることにしました(それまで、テキストだけは買っていたけど、まじめに勉強はしていなかった)。
新しい知識・スキルを身につけて今と違うポジションに行くんだ!いい会社があれば転職するんだ!
完全に手探り状態でしたが、いま思うとこの頃から僕の行動が始まった気がします。
その後、努力の甲斐あってか、3級→2級と合格することに成功します。
通勤中の電車の中で何度もこの曲を聴き、なんだかよくわからないけど、涙が出そうになったときもありました。真剣な彼女たちのパフォーマンスに勇気付けられたのです。きっと彼女達もすごく努力してオーディションを勝ち抜いてアイドルになったのです。自分ももっと頑張らなくては!
ちなみに「人と同じことをするな」「大人に支配されるな」って同じ服着て大人の言いなりでアイドルやってるお前らが言うな!っていう意見ももっともです。非常に鋭い意見。僕はそんなこと思わず単純に曲もPVもかっこいい!と思ってしまったので。。
結局ハマったのはこの曲だけでしたが、いつかコンサートも観てみたいです。では。