主体的に生きる

文系出身SEが29歳から人生について本気で考える。

うつで休職 〜症状発生から限界まで〜

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突然ですが、11月半ばから休職しています。


ある日、朝起き上がれなくなり、心療内科に駆け込むと、年末まで休みなさいと言われました。

診断された病名はまさかの「うつ病」。本当に人生何が起こるかわかりません。

自分の中で次第に状況が整理できてきたので休職について少し書いてみたいと思います。

 

 

 

 

症状について

まず、自分が認識している症状として以下のものがありました。


●胸の症状
・胸が苦しい
・動悸がする
・脈が強い感じがする
不整脈

 

●頭の症状
・頭がぼーっとする、重い
・後頭部が締め付けられる感じがする
・頭がスッキリしない
・考えがまとまらない

 

●その他
・喉に違和感がある
・便秘
・食欲がない
・頰がげっそりする
・憂鬱、やる気が出ない
・文字が認識できなくなるときがある

 

実は一部の症状、特に胸の症状は2年くらい前から感じることがあり、そのときにいろいろ調べるとどうも自律神経がおかしくなってるんだろうなと自分なりに分析していました。

 

でも頭の症状についてはここ数ヶ月で初めて発生してからずっと続いていて、原因は仕事のストレスであることは間違いないと思っていました。

平日に自覚症状があり、金曜あるいは休日になると症状が和らぐ。たまに休日も上記の症状を感じることはありましたが、なんとかやり過ごしてきて夏頃まではまだ大丈夫でした。

 

しかし夏の終わり頃からは症状がひどくなり、特に胸が苦しいのと頭の違和感で物事が考えられなくなることが多くなって、仕事が捗らずミスも増えてきました。

残業時間も次第に増えていきました(1日3〜4時間がデフォに)。

 

もともと物理的にも能力的にもキャパオーバーを感じながらなんとか残業をしながらこなしていた仕事なので、正直いつ限界が来てもおかしくないと思いながら日々を過ごしていました。

 

特にひどい時は残業中に突然モニターの文字が認識できなくなって、もうどうでもいいやとそのまま仕事を投げ出して帰った日もありました。

 

さすがにやばいかなと思いつつ「うつになる人はこうやってうつになるんだろうな」とそのときはまだ冷静でした。家族や親しい友人には「仕事辞めたいわ〜」なんて笑いながら話していました。

 

うつというかストレスの影響は人それぞれなので参考になれば幸いです。

 

 

循環器内科で治療の必要なし

詳しくは書きませんが、胸の症状については9月に循環器内科に通って24時間心電図の検査とかもしてみましたが、異常なし、というか確かに不整脈が発生する時間帯もあったようですが、特に治療は必要ないと判断されました。

脈拍数も正常な範囲内で特に問題ないようでした。

 

こうなると身体的な問題ではなく、精神的な問題の疑いがますます高くなりました。

 

 

心療内科や会社に相談

循環器内科で問題なしと診断されましたが、やはり胸が苦しくて辛かったので、ついに我慢できなくなり、10月には興味本位で心療内科にも行ってみました。

 

初診だったこともあり、2年前からの自律神経の不調と1年前に転職してからの仕事の状況、仕事のストレス、症状について簡単に説明しました。すると、不安や緊張をほぐす薬を処方されました。

そのときは自分でもまだ薬なんて必要ないと思っていたので、なんとなく「とりあえず薬飲んどけ」みたいな軽い感じで診察されたという悪い印象を持ってしまいました。実際に薬を飲んでみても症状が軽くなることはありませんでした。

やはり根本的な原因を排除しないといけないなと思い、上司や会社の産業カウンセラーにも相談しました。

 

仕事の状況については上司も認識しており、人を増やすための予算採りに尽力してくれていましたが、あと数ヶ月はこの状況で頑張って欲しいと言われました。職場の問題については詳しく書きませんが、単に人を増やせば解決するような問題でもなかったので、絶望感を感じました。

 

次第に仕事から離れたい気持ちが強くなり、産業カウンセラーにも相談してみました。仕事の状況から症状、循環器内科や心療内科にも通ったことを含めていろいろな話を聞いてくれました。結果的には休職をすすめられて、自分でも休職の制度について裏で調べていました。

 

放っておいても症状がよくなることはないので、制度とか使えるものは使って、自分の身を守るのが第一だと学びました。

 

 

ついに限界がきた

その後、仕事の状況も症状も一向に改善しませんでしたが、なんとか今年いっぱいは頑張ろうと思いながら、11月のある日、いつものように遅くまで残業していると、今まで感じたことのないような強い不整脈が発生しました。

痙攣のようなはっきりとした動悸、かつ不整脈が数分間続いて変な汗が吹き出て「あ、これ限界のサインかも」と思いました。

なのでその日は仕事が残っていましたが、そのまま帰りました。不整脈はその後出ませんでしたが、寝るときもずっと頭が締め付けられる感じがしており、胸も苦しい。「もしかしたら明日出社できないかもな」と思いながらなんとか眠りにつきました。

 

そして翌日朝目を覚ますと案の定起き上がることができない。「やっちまったな」と思いました。頭の違和感がずっと続いていて、胸も苦しい。

 

あとは流れに身を任せよう。

 

とりあえず体調不良で会社に半休をもらえるよう連絡し、再びベッドに入り、10時になると前回通った心療内科に電話して再診の予約をしました。


10時半から診ていただけるとのことで、急いで支度をして家を出ました。

診断書がもらえるのかも、もらった後どのような流れになるのかも全くわかりませんでしたが、とにかく流れに身を任せることにしました。

 

症状がひどくなっているということもあり、「診断書出すので今日から12月末まで休みなさい」ということになりました。


頭の違和感は、内容や感じ方は人それぞれですが、うつ病の典型的な症状ということでした。

自分ではそこまでひどいものではなく、「自律神経失調症」や「適応障害」程度かと思っていましたが、はっきりと「うつ病」と診断されたことのインパクトはけっこう大きかったです。

診断書を会社に出して今日から休めということになりました。

薬も前回とは違い、いわゆる抗うつ剤を処方されました。

 

僕の場合は明らかに身体の異常を感じたのでこれが限界と決めましたが、危ないと思ったらそれが限界と決めて早めに行動した方がいいと学びました。

 

続く 

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