主体的に生きる

文系出身SEが29歳から人生について本気で考える。

IT業界続ける?転職するときに読んだ本5冊

今年転職しました。IT業界を続けるか悩んだ末、同じIT業界内での転職となりました。今回は僕が実際に転職活動期間中に読んだ本を5冊紹介します。今の仕事が楽しくない、将来が不安、転職してみたいと思っているあなたの参考になれば幸いです。

 

1. 会社は2年で辞めていい

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

 

まず、転職する際に一番影響を受けた本がこの本でした。何も2年で辞めろと言っている訳ではなく、若いうちの転職は躊躇するなという内容です。2年というのも現実的に先の計画を立てられる範囲とのこと。あるいは仕事以外でも、ひとつの事柄を2年もやれば、そこそこできるようになっているという自分自身の経験もあり、納得感のある内容でした。

さらに28歳までは自分に向いている仕事を探すための試行錯誤、そして35歳で実績を残せとのこと。僕はこの本を読んだときすでに28歳を超えており、相当焦った覚えがあります。そして重い腰を上げ、次の日には転職エージェントに会いに行きました。

 

 

 

2. スティーブ・ジョブズ1、2

次はジョブズの伝記です。

これは前に一度読んでいましたが、読み直してみました。これを読んでかの有名なジョブズでさえ、周囲の人やモノから影響を受けてきたということを知り、大きな衝撃を受けました。

特に少年〜青年時代、例えば、父親が修理工だったので見えない部分まで気を配る性格になったことであったり、たまたまシリコンバレーで育ったことでエレクトロニクスに興味を持ったこと。また、もう一人の天才、スティーブ・ウォズニアックと出会ったことで、ウォズが作ってジョブズが売るというアップル創業の基礎になったこと等を知ることができました。ジョブズが自分が将来何をすべきか知りたいがためインドに行ったエピソードも面白かったです。

さらに当然と言えば当然ですが、iPodiPhoneも何もジョブズがひとりで作ったのではなく、多くの人が関わって世に送り出されているのです。

 

この本を通して、人はやはりひとりでは生きていけないということを再認識しました。

また、自分も他人から影響され、他人に影響を与えていきたいと思うようになりました。

 

字が小さい上に、分厚い内容で上下巻とありますが、純粋に物語として面白いのでおすすめです。

 

 

3. 本気の転職パーフェクトガイド

本気の転職パーフェクトガイド―トップコンサルタントが教える

本気の転職パーフェクトガイド―トップコンサルタントが教える

 

次は実際の転職ノウハウの本。

いかんせん転職なんて人生初だったので何もわかりません。この本で大まかな転職の流れ職務経歴書の書き方を学んで、並行してエージェントに相談に行った感じですね。

転職ガイド的な本は何冊も出ていますので、自分に合うものを選ぶといいと思います。この本を選んだポイントは忘れてしまいましたが、本屋でいくつか立ち読みした中でこれがいいと思って決めました。何冊も読むより一冊でしっかり学んだほうがいいと思います。まずは本屋へ。 

 

 

次の2冊は自分がIT業界を続けるべきかどうかを考えるため、IT業界とはどんな業界なのかを再確認するために読んだ2冊となります。

 

 

4. 世界一わかりやすい IT業界のしくみとながれ

世界一わかりやすい IT業界のしくみとながれ

世界一わかりやすい IT業界のしくみとながれ

 

おそらくターゲットはIT業界を目指す就活生や新入社員向けと思われる本ですが、具体的な企業名や売上高が書かれていたのがとても参考になりました。

職種やシステム開発の話は、開発やってた人間からすれば、さらっと再確認程度の内容でした。

 

 

企業と会社研究シリーズ IT・Web

IT・Web〈2018年度版〉 (産業と会社研究シリーズ)

IT・Web〈2018年度版〉 (産業と会社研究シリーズ)

 

こちらのほうがより詳しく書いてあって、自分的には非常に参考になりましたのでおすすめです。特に職種とIot、Fintechなどの最新ワードについてもページを割いて説明しています。職種についても参考になりました。IT業界には主に以下の4つの職種があります。

 

1.人に指示を出して人を動かす人

2.企画、設計する人

3.つくりあげる、つくりこむ人

4.サポートする人

 

自分が何をやりたいのか、何が向いているのか考えるきっかけになってくれたと思います。

また、この本を読んで、前から興味はあったWeb業界への興味が強くなりました。受託開発ではなく、自らサービスを生み出しているWeb系の企業も視野に入れようと考えるようになります。

 

 

5. なれる!SEシリーズ

なれる!SE 2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)

なれる!SE 2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)

 

出ました、なれる!SEシリーズ。何冊か読み直して、やっぱりIT業界辞めたいなと思いました(笑)。

ちなみに何巻か忘れてしまいましたが、主人公の工兵が同じくIT業界を続けるか悩んでいたときに、「自分は何かの仕組みがわかるのが面白いんだ」というようなことを言っていたと思います。

IT業界にいる人間には少なからずそういう気持ちを抱く瞬間があるのではないかと思います。自分もそうです。自分で組んだプログラムが動いたとき、システムの仕組みが少しわかった気がして面白いと思いました。他にも障害の原因がわかったときとか、ネットワークの構成がわかったときとか。まぁ面白くはないかもしれませんが、少なからず興味を抱く瞬間はあります。この興味とか面白みが全くないという人であれば、潔く辞めたほうがいいと思います。

僕もとても悩んだうえで、結局ITは面白いという結論に至り、IT業界を続けることを選んでしまいました。これが正解かどうかはまだわかりません。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?本を読むこと自体が普段と違う考えや視点を取り込むことができると思うので、ジャンルにとらわれず、たまにはやってみることをおすすめします。特にIT業界を続けるか悩んでいる方のご参考になれば幸いです。では。