主体的に生きる

文系出身SEが29歳から人生について本気で考える。

3.11の日記

あれから6年が経ちましたね。ずいぶん前のような、つい最近のことのような。とにかくあの日のことは鮮明に思い出せる人が多いと思います。僕も振り返ってみようと思います。

 

経験したことのない強い揺れと原発の恐怖

当時僕は社会人1年目でした。その日の午前中は出張で神奈川県の奥の方に行っていました。今日は天気がいいな〜と思いながら午後から品川区の職場に帰社し、いつものように仕事をしていると突然激しい揺れが。過去にも大きな地震を経験していましたが、これほど大きな揺れは初めてでした。職場の女性はパニックになり、倉庫の排水管が壊れて先輩がびしょ濡れになったり、遠くに見えるビルから煙が上がってサイレンが鳴り響いていたり、職場にテレビがなかったからUstream津波のニュースを見ていたり。そしたらそのうち福島第1原発で爆発!メルトダウンがー!みたいな流れになり、本当に終わったなと思いました。とにかく仕事どころではなくなって、帰れる人は帰って、会社に泊まる人は泊まりましょうみたいな流れになりました。僕は職場の近くに住んでいた先輩に自転車を借りて帰ることにしました。

 

自転車でなんとか帰宅

のちに自転車通勤をすることになるんだけど、この時初めて会社から家までを自転車で帰りました。いまはGoogleマップを見ればどこでも行けますが当時はスマホも持っていなかったし、とにかく道がわからない。なんとなく標識を見ながら大通りを通って最寄り駅のマンション群を目印にして帰りました。電車はすべて止まっていたので大通りは当然のように大渋滞で車は全く動いていなかったし、歩道ではみんなぞろぞろと同じ方向を目指して歩いていたし、とにかく異様な光景でした。携帯もまともに繋がらなかったし、家族がいる人たちは本当に不安だったことでしょう。

結局、大幅に回り道をして1時間以上かけて家にたどり着きました。途中停電していたところもあったけど、僕の家は停電もしておらず、幸い地震の被害も特になかったです。遠く離れた家族も無事で、よかったと思う反面、これからどうなるんだろうという不安でテレビやネットで情報を集めていました。そういえばTwitterでもサーバーラックに挟まれたとかいうデマもありましたね。

 

いざというとき帰れるか or 泊まれるか

帰宅ルートの確認は常にやっておいたほうがいいですね。そして会社に泊まることも想定しておかないとですね。具体的には、これは僕も最近どこかの記事で読んではっとさせられたんだけど、普段コンタクトの人はカバンに眼鏡や予備のコンタクトを入れておきましょうってこと。あとは普段飲んでる薬とかあれば持ち歩くとか。そして家族や大切な人との連絡方法の確認を再度行っておきましょう。

 

ところで3.11はbloc partyのギタリスト、ラッセル・リサックの誕生日らしいです。そろそろ来日しないかな。

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