主体的に生きる

文系出身SEが29歳から人生について本気で考える。

僕のSEとしてのキャリア

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今回は僕のSEとしてのキャリアを振り返ってみたいと思います。

目次

 

はじめに

まずはじめに僕はアラサーのSEです。(現在はサポート系のエンジニアですが、大きなくくりでSEとしています。)大学では経済学部で経済を学んでいたので、ITやコンピューターには特に詳しくはありませんでした。周りと同じくらいに遊びやバイトに精を出し、来たる就職活動では昔から好きだった「モノづくり」で世の中を豊かにしていける仕事という軸で、当初はメーカーを中心に受けていました。

しかし当時は就職氷河期でなかなか就活がうまくいかない日々が続いていました。その中で、文系なのでメーカーに入って営業とかをやらされるよりは、自分の頭で考えてシステムというモノを作ることができるSEもいいのではないかと思うようになりました。当時はApple社がiPhoneを発表して間もない時期でもあり、IT業界は今後も発展すると考えたのも理由のひとつです。

ちなみに経済学部でしたが、銀行や証券にはあまり興味がありませんでした。というのも、人のお金を勘定して何が楽しいんだろうと思っていたからです。今でこそお金はとても大事なもので、興味深いものであると感じていますが、当時は学生だったので自分自身とお金との関連性も薄く、興味を持てなかったのだと思います。

そうしてIT業界の中でもやはり「つくる」という観点で、システム開発会社の選考をいくつか受け、たまたま採用となった会社に入社し、SEとしての道を歩むこととなります。

 

新卒入社〜情報システム部門時代

入社して数ヶ月は本社でプログラミング、データベースを中心とした研修を受け、簡単なプロジェクトにプログラマーとして投入されはじめました。会社自体は小さい会社だったので、設計から開発、運用・保守まで何でもやる会社でした。

大手SIerの設計や顧客対応やExcelしか使わないSEではなく、みんな設計から実装までやってました。(後に大手SIerではプログラミングをやらないと知って驚きました。)

これからガンガン開発をやるぞと思っていた矢先、客先常駐の話が出てきました。内容は開発ではなく、構築や運用・保守といった内容になります。

ある企業の情報システム部門に常駐し、社内のPCのキッティング、PC関連のトラブル対応や修理受付業務を請け負う仕事です。資産管理ソフトの運用や情報セキュリティソフトの導入・展開も経験させてもらいました。この仕事をおよそ3年半程やりました。

業務でプログラミングをやる機会はなくなってしまいましたが、スクリプトを書いたりExcelVBA組み込んだりして仕事を効率化してました。いま思うとこの頃は好き勝手やらせてもらえて楽しかったのかな。

 

Windowsアプリケーションの開発および運用・保守時代

受託開発のSE時代です。やはりちゃんとした開発もやってみたいと思い、異動希望を出して開発をやることになります。ここで簡単な機能であれば基本設計から詳細設計、開発、テストまでできるようになりました。さらに簡単なプロジェクト管理までも経験することができました。

しかし大規模な開発ではやはり様々な問題が発生し、自分も周りの先輩もただただ消耗し続けていることに気づき(理由は他にもいろいろありますが笑)、転職を決意します。使用言語はVBVC++で開発の実務経験は3年ちょっとですが、大したスキルも持っていません。

 

Windowsクライアントのテクニカルサポート時代〜現在

転職して現在の仕事がこれです。BtoBのお客様に対する技術的な問い合わせに回答したり、トラブル調査をしたりしています。日々新しいQAやトラブルが発生し、毎日新しい知識を取り入れることができています。さらに電話対応を行うことでヒアリング力や説明力といったスキルが身に付いていることを感じています。

しかし、会社としての看板を背負って対応することの責任の重大さや、日々トラブルが発生して対応を繰り返す毎日で終わりが見えず(他にも不満はいろいろありますが笑)、最近またいろいろと悩みはじめてしまいました。

 

今後について

どうなるんでしょうか笑。

転職当初考えていたことはありましたが、最近考えがまた変わってきています。

アラサーともなると社会人経験もある程度ついてきて、これからさらなる実績を求められる時期でもありますね。それと同時にプライベートでも結婚や出産も重なる時期であり、人生について真剣に考えて悩んでしまう時期でもあります。今までの仕事や今後について周りと比べたくなる時期でもあると思います。

僕の場合はざっくりまとめるとこんな感じでしたが、今後について考えるときは自分の社会人としてのキャリアを振り返ってみるといいかもしれません。では。

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