主体的に生きる

文系出身SEが29歳から人生について本気で考える。

うつで休職 〜診断書提出から休職突入まで〜

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うつ病で11月半ばから休職しています。前回は心療内科で診断書を書いてもらったところまでのエントリーを書きました。 

hilloc.hatenablog.com

 

今回は診断書を会社に提出して休職になるまでを書きたいと思います。

 

心身共に疲弊しきっていたので、少し会社を休みたいという思いはあったものの、いざうつ病と診断されて診断書を受け取っても、その現実をうまく受け止められずにいました。

 

「会社は受け取ってくれるのだろうか」「この忙しいときに自分だけ休んでいられない」「午後はあの案件で誰々に連絡しなくては」「引き継ぎはどうすればいいのだ」「今後のキャリアはどうなるのだろう」...

 

 

罪悪感や責任感が渦巻き、さらに両親や親しい人たちへの「うつになってごめんなさい」という気持ちが前面に出てきていたと思います。

 

状況が整理できないまま、とりあえず診断書を持ってその足で会社に向かいます。会社に近づくと動悸と胸の苦しさが強くなり、なぜか手も震えてきました。やはり働ける状態ではない。

 

会社に到着し、そのまま健康管理室に駆け込みました。何度か相談していた事務の方に、診断書をもらったことを伝えると、上司に電話してくれました。

 

しばらくすると深刻そうな顔をした上司が健康管理室に来て、事務の方と3人で個室で面談という形になりました。

 

診断書は会社が開けるものということで、封がしてあった診断書を上司に渡しました。上司がハサミで診断書を開封しました。

 

自分も診断書の中身を見ていなかったので、何が書いてあるのか覗くと、

病名:うつ病

就労により悪化するおそれがあるので12月末まで休職を必要とする。

みたいな内容だったと思います。

 

その場で「仕事のことは気にせずさっぱり忘れて今日から休んでください」ということになりました。実生活で困りごとはないか、実家には帰るのか、食欲はあるのかなど上司はとても気にかけてくれました。

業務の引き継ぎもなんとかするから気にしなくていいということになりました。

上司も部下がうつ病で休職になるのは初めてだったようなので、なかなかインパクトが大きかったのかもしれません。

もしかしたら部下がメンタル不調で休職とか退職になったら、評価が下がったり、人事にレポートを出したりしないといけないのかもしれません。だとしたら申し訳ない。

 

ひと昔前なら「うつなど甘えだ」などと思われてしまったのかもしれませんが、最近はメンタルヘルスへの理解も広まっているため、診断書を受け取ってくれないなどということはないと思います。


診断書の発行には3240円かかりましたが、この紙ペラ1枚はものすごい効力を発揮するのだと思いました。

 

その後上司には、最低限その日の午後やるはずだった作業だけお願いし、週明けに引き継ぎについてや休暇中の連絡方法などの事務的な打ち合わせをしましょうということになりました。そして職場のフロアに出ることもなく、そのまま帰されました。

 

 

正直、休職になればホッとするかと思っていましたが、状況も整理できず、複雑な気持ちでした。胸の苦しさや頭の違和感も続いていました。

 

「仕事を終えずに休んでもいいものなのか」「残されたメンバーへの負担の大きさ、メンバーからどう思われるか、今後のキャリアに悪い影響があるんじゃないか」とか。

 

そんなことばかり考えていましたが、事務の方から「ホッとしていいんですよ。」と言われて泣きそうになりました。「あー、ずっと辛かったんだなぁ、自分」。

 

こうして即日で休職期間に突入しました。