『騎士団長殺し』第二部を読み終えて(ネタバレなし)
第一部を読み終えてから1ヶ月。ようやく第二部を読み終えました。
「村上春樹好きとしての使命感にかられてなんとか最後まで読んだ」という感じ。もしこれが村上春樹じゃなかったら、最後まで読んでいなかったかも。
第一部では今までの彼の作品と似ているところがいくつも出てきて、村上春樹あるあると評して読み終えました。この時点でもいつもより読むペースが遅く、つまりあまり熱中しなかったのですが、第二部に入ってからも、ストーリーの起伏が少なく(あくまで昔の作品と比べた印象)、途中から正直飽きていました。。
期待していたところもあったのだけど、結局期待ほどの起伏もなく、収まるべきさやにうまく収まって終了。
文章としては洗礼されていてさすがと思うけれど、物語自体にはどうも惹き込まれませんでした。
村上作品を熱心に読んでいたのはもう10年も前。僕も大人になったということでしょうか。
この本を読み直すことはしばらくはないかな。逆に昔の作品を読み直してみようかなと思わせてくれたので、まだKindle化されてない作品のKindle化を熱望します。
2017/10/19追記
久しぶりに初期三部作を読み直しました。
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2019年2月、文庫版が出ています。